続け方を整える

ローリングストックの始め方|普段の買い物で7日分を保つ

普段の食品を少し多めに買い、食べた分だけ補充するローリングストックの始め方を、7日分を保つ買い方・収納・見直しの順で解説します。

CONCLUSION

先に結論

ローリングストックは、普段食べる常温食品を少し多めに持ち、古いものから食べ、使った分だけ買い足す方法です。まず3日分から始め、買い物の周期に合わせて7日分へ増やすと、無理なく続けられます。

この記事が合う人・合わない人

こんな人に

  • 非常食の賞味期限切れを減らしたい人
  • 収納や予算に合わせて少しずつ備えたい人
  • 子どもや家族が普段食べる味を備蓄したい人

別の確認も必要

  • 水・災害用トイレ・常備薬まで食品だけで代用できると考えている人
  • 食事制限や嚥下への配慮を、普段の食品だけでは満たせない家庭

ローリングストックは、日常の在庫を少し厚くする方法

農林水産省は、普段の食品を少し多めに買い置きし、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足す方法をローリングストックとして紹介しています。

長期保存食だけを箱のまま保管するより、家族が食べ慣れたものを日常で使うため、味の不一致や期限切れを減らしやすいのが特徴です。

今日から始める4つの手順

  • 数える:家にある水・主食・おかず・補助食品を数える
  • 決める:家族人数×7日分を上限の目安にし、まず3日分を目標にする
  • 並べる:期限の近いものを手前、新しいものを奥に置く
  • 戻す:食べた数を次の買い物で補充し、定量を保つ

買い物リストに「備蓄の定数」を書いておくと、毎回数え直さずに済みます。例:パックご飯12、缶詰6、レトルト6。

7日分は、食事を役割で分けて考える

1週間分をすべて同じ食品でそろえる必要はありません。主食、主菜、副菜・汁物、間食に分けると、普段の買い物へ組み込みやすくなります。

ローリングストックで確認する食品の役割

役割

確認すること

主食

加熱手段がなくても食べられる分を含める

パックご飯、麺、パン類

主菜

たんぱく質を取れる常温品を選ぶ

缶詰、レトルト、豆類

副菜・汁物

野菜不足と塩分の偏りに気をつける

乾物、野菜ジュース、即席汁物

補助食品

家族の年齢や体調に合わせる

菓子、栄養補助食品、乳幼児食

収納は一括より、使う場所へ分散する

キッチンには日常で回す食品、玄関付近には持ち出し用、寝室周辺には夜間に必要な水やライトを置くなど、使う場面で分けます。収納量を増やす前に、期限が見える並べ方を決めることが大切です。

カセットこんろなどの加熱手段も、燃料の本数と使用期限を含めて確認します。停電時に冷蔵庫の食品から使う順番も家族で共有しておきます。

選定・検証方法

  • 方法と用語は農林水産省の食品ストックガイドに照合しました。
  • 7日分という目標は、既存の備蓄診断と同じ基準に統一しました。
  • 食品例は選び方を示す一般例であり、特定商品の味・保存性・栄養を実食評価したものではありません。

注意点

  • 賞味期限だけでなく、開封後の保存方法と調理に必要な水・熱源も確認します。
  • 食物アレルギー、疾病、嚥下、乳幼児食は、代替しにくい専用品を別枠で確保します。
  • 災害用トイレ、水、衛生用品、常備薬は食品のローリングストックとは分けて点検します。

出典・一次情報

  1. 農林水産省:ローリングストックについて(災害時に備えた食品ストックガイド)
  2. 農林水産省:ニッポンフードシフト・家庭備蓄ポータル
  3. 農林水産省:家庭備蓄のすすめ(災害時に備えた食品ストックガイド)

内容は公開日時点の情報に基づきます。避難情報や地域の処分方法は、お住まいの自治体の最新案内を優先してください。